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異分野融合カフェ:第3回訪問インタビュー

モノリス・インキュベーション 代表 諸岡 晃さん イノベーションとは?

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モノリス・インキュベーション代表
諸岡 晃(もろおか あきら)さん
1966年生まれ

獣医師を目指して
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動物が好きだった諸岡さんは、獣医師を目指して大学に入学する。「動物を助けたい」という気持ちは、学部へ進学するころには「動物はなぜ動くのだろう、動物のからだのしくみをもっと調べたい」という気持ちに変化していく。獣医師免許を取得後、博士課程へ進学する。1997年に獣医学博士号を取得し、科学技術振興機構の研究員として農林水産省にて「プリオン病の発症機構の解明」に関する研究を始める。しかし、「いろんな実験をして、学会発表や論文発表をしていましたが、なにか違う、というような気持ちが少しありました」と、当時を振り返る。

きっかけは1本の電話

プリオン病に関する研究に取り組んでいた諸岡さんは、病原性プリオンのモノクローナル抗体に関する記事が科学誌ネーチャーに掲載されたことを知る。チューリッヒ大学の研究グループによる報告だった。「当時、モノクローナル抗体が取れれば、プリオン病に対する診断・治療の研究が飛躍的に進む、という状況でした」。それから間もなくして、農林水産省の試験場に電話がかかってくる。その受話器を最初に取ったのは諸岡さんだった。「その研究グループからでした。病原性プリオンに対するモノクロ―ナル抗体を買わないか、研究が進むぞ、という内容でした」。その研究グループはネーチャー誌に掲載された同年、「プリオニクス社」を設立し、モノクローナル抗体の販売を開始していたのだ。「研究者自らがマーケティングをしながら営業までしていたんですよ。日本ではあまり考えられない。そのとき、こういう動きって大切だなと思ったんですね」と、この出来事をきっかけとしてビジネスの世界へ転身することを決意する。

アントレプレナー、ベンチャーキャピタリストとして
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2000年、研究員としてちょうど3年目の任期が近づいていたときに、東京大学の教授が「エフェクター細胞研究所」という会社を立ち上げたことを知る。諸岡さんはすぐに連絡をして会いに行った。「研究員としてではなく、研究企画や事業計画、財務計画をつくる側で仕事をやりたい、という話をして、その会社に入社しました」。その後、そこで知り合った大学教授の技術シーズをもとに会社を設立。また、資金調達のためにベンチャーキャピタルを回って話をしていくうちに、「資金を出す側の役割も見ておくべきだ」と思い、ベンチャーキャピタルとしての仕事を開始する。

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