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異分野融合カフェ:第2回訪問インタビュー

ファブラボ・ジャパン 発起人 田中 浩也さん ソーシャルファブリケーション実践

No2

ファブラボ・ジャパン発起人/慶応義塾大学 准教授
田中 浩也(たなか ひろや)さん
1975年生まれ

10年後のすがた
No2

ファブラボは1年ごとに2倍に増え、今後も世界中に増殖していくと言われている。また、図書館や公民館のように、ひとつの地域にひとつのファブラボができるとも言われている。田中さんが予想する10年後のすがたについて聞いてみた。「10年後には、『ファブラボ』という形、名称はなくなっているのではないかと思います。むしろ、なくなっていることが理想です。つまり、どこの地域にも、当たり前のようにものづくりのための場所があり、地域のいろんな人が集まり、おしゃべりしながら作りたいものを作る。そのような時代が10年後には来ているのではないでしょうか」。現在、世界中のファブラボはインターネットによって24時間つながっている。他の地域のファブラボの様子をリアルタイムで見ることもできるし、ものを作りながらインターネット越しにおしゃべりもできる。世界中の各地域にファブラボのような公共施設が作られ、それらがいつもつながっている―そのような10年後が来るのかもしれない。

田中研究室プロジェクト発表会
No2

翌日、慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスでの田中研究室プロジェクト発表会を見学した。発表者13人に対して、研究室以外からの見学者は30人を超えていた。田中研究室に関心のある学内外の学生、地域のデザイナー・建築家・出版関係者、他大学の教員など。田中研究室の取り組みに対する注目の高さを示している。昨日ファブラボ鎌倉で制作に取り組んでいた学生たちが発表していた。徹夜続きの学生もいるかもしれない。「研究の成果は『つくったもの(プロダクト)』というよりも『つくりかた(プロセスやメソッド)』です」という趣旨のとおり、制作過程を動画で記録し、試行錯誤も含めて発表していた。なぜ作ろうと思ったのか、どのように形にして、その形がどんなアイデアとともに変化してきたのか、という展開は、田中さんが強調していたようにひとつの「物語」と言えるのかもしれない。

(取材日2012/1/30  聞き手/市田・濱田・寺川・中村 文/中村)

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