大阪大学サイエンス・テクノロジー・アントレプレナーシップ・ラボラトリー

  • 組織
  • アクセス
  • リンク
  • お問い合わせ
  • パンフレット
  • English
ホーム > イベント > 異分野融合カフェ > 異分野融合カフェ:第18回訪問インタビュー2

異分野融合カフェ:第18回訪問インタビュー

I&I Paddles パドリング、水面からの風景

No18

I&I Paddles 代表
リバーガイド
辰巳 信平(たつみ しんぺい)さん

格の違いが・・・
No18

 向こう岸までなんとか進んでいると、私の先を進んでいた同行カメラマンが淵に生えている松の木に突っ込んでいくのが見えました。あははと笑っていられたのも束の間、私も近くの松の木に激突。あ、危ないかもと思ったときにはかなりのスピードで近づいていて避けられませんでした。障害物にぶつかるときにはパドルや手でカヤックごと押し返すのが正しい対処法で、咄嗟にのけぞると沈する恐れがあるそうですが、松のとげに捕まってなかなか抜け出せません。

No18

 そんな私たちを尻目に、辰巳さんは何故かいきなり自分のカヤックをざぶんと沈させてしまいました。何事かと思った次の瞬間、またざぶんと音がして水面から辰巳さんが現れました。実は上級のパドラーは沈しても自力で起き上がるロールという技ができるそうです。まるでイルカのように水面を跳んだり跳ねたり繰り返しているのを唖然として見ていました。

岸辺でほっと一息
No18

 ある程度慣れてくると周りを見る余裕が出てきて、風の向きや匂い、空気の冷たさが刻一刻と変わっていくのをいつもより敏感に感じることに気付きました。水面から見る湖は、陸上から見たときの印象とは全く違っていて、浮かんでいるとどんどん日常から離れていくような不思議な気分になります。しばらくぼんやりする他にすることがなくなり、忙しい毎日の中でこういった時間は贅沢に感じました。30分ほどして風が強くなってきたので少し早めに岸に上がると、辰巳さんがバーベキューセットを組み立てて温かな料理とコーヒーをご馳走してくれました。ツアーの最後にいつもお客さんにこうした軽食をふるまっているそうで、少し冷えた身体には美味しさが染みます。最後に辰巳さんに今後の目標を聞くと「カヤックを『やってる』人を増やしたい」とのこと。リゾートでパドリングを経験した人はカヤックを『やったことがある』と話しますが、一回きりの『体験』で終わってしまいます。カヤックを持っていなくても車がなくても気軽に乗れるスタイルを提案して継続的に楽しんでほしいという思いで辰巳さんは毎回一組ずつに合わせてツアーを企画します。そんな辰巳さんからだからこそ、カヤックから見る満月や紅葉の素晴らしさなど話を聞くと何回でも乗りたくなってしまいます。

<<前のページへ    12

このページの先頭へ

Copyright© e-Square,Osaka Univ.