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異分野融合カフェ:第18回訪問インタビュー

I&I Paddles パドリング、水面からの風景

No18

I&I Paddles 代表
リバーガイド
辰巳 信平(たつみ しんぺい)さん

<カヤックの魅力を体感、学生スタッフルポ>    (取材日2014/09/25 担当/板谷祥奈)

 パドリングとはカヤックを漕ぐ動作のこと。パドルというオールを操る漕ぎ手をパドラーと言います。カヤックというとリゾートでしか楽しめない贅沢なアトラクションだと思っていませんか?「大阪から日帰りで行けるパドリングスポットは意外にたくさんあるんです」と話すI&I Paddles 代表の辰巳信平さんは、大阪や神戸など都市部に住む人にも身近にある自然を感じてもらおうと、送迎付きカヤックツアーの企画運営をしています。そんな辰巳さんの指導のもと、学生スタッフの板谷がパドリングに初挑戦しました。

まずは水辺で簡単なレクチャー
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 吹田キャンパスからカヤックを屋根に積んだ車で1時間ほど走り、到着したのは能勢にある小さな湖。早速ウォータースーツに着替えると、辰巳さんがパドリングのレクチャーをしてくれます。カヤックに乗るとき最初に教わること、それは転覆したとき水面に脱出する方法でした。パドリングでは転覆することを「沈(ちん)する」と言い、沈したときに脱艇することを「沈脱(ちんだつ)する」と言います。面白い呼び名ですが秋口の湖に落ちるのは避けたいもの。ところが辰巳さん曰く「パドリングは沈すること前提のスポーツ」で、上級者でも難しいことに挑めば沈することはあるのだとか。といっても今回は急流を下るわけではないので、よほどのけぞったり暴れたりしない限り沈することはまずないようです。

いよいよ水面に漕ぎ出そう
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 沈脱の方法は分かったものの操縦の仕方は湖面に出てから説明すると言われ、ほとんどパドルの持ち方を教わっただけでいきなり本番。一人乗りのカヤックがそれぞれに割り当てられ、改めて間近で見ると、角がなく葉っぱのように自然に逆らわず溶け込むようなシンプルな形をしているのが分かります。起源は諸説ありますが、形状はルネサンス以前からほぼ変わっていないそうです。いよいよ乗り込むとカヤックごとスロープから水面に押し出されます。そしていきなり辰巳さんから「まずはぶりぶりとお尻でカヤックを揺らしてみましょう」と指示が。そんなことをして落ちはしないかと恐る恐るやってみると、意外にも少し傾けるだけではひっくり返らないことが分かりました。下半身が固定されているのでカヤックを「着ている」かのように体の一部みたいに動かせる感覚が面白く、いつの間にか怖くなっていました。

真っ直ぐ進もうと考えない
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 左右に方向転換するときの漕ぎ方を一通り教わると「じゃあ向こう岸まで行ってみましょう」ということに。そこで初めてカヤックは真っ直ぐ進むのが一番難しいということに気付きました。右をこぐと左に、左をこぐと右に回ってしまい、全く思った方向に進めません。辰巳さんはどう漕いでいるのかと見てみると、一回漕ぐごとに色々な漕ぎ方を使い分けながら前に進んでいました。そもそも直進するための決まった漕ぎ方はなく、曲がってしまう進路を修正しながら前に進むのだそうです。カヤックは原始的な形だからこそ他のボートなどよりパドリングが簡略化されていないのでかなりの慣れが必要で、指導するときコツを説明しにくいのが悩みなのだとか。

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